Netflixで配信中の韓国ドラマ「シスターズ」もついに最終回を迎えてしまいました…!
まずは何よりも毎週の楽しみをくれた「シスターズ」に感謝です。
やはり全12話って短いですね…最終回は終わってしまうのが寂しくて、惜しみながらゆっくりと見届けました。
みなさんは「シスターズ」のエンディングをどう見ましたか?満足のいく終わり方でしたでしょうか?
今回は「シスターズ」11話12話の考察や感想レビューはもちろん、自分がモヤっとした気になるポイントについても正直にお話していきます!
かなりボリューミーになってしまったので、目次から選んで見てみてください…!
- 「シスターズ」の結末は「若草物語」とはほぼ反対に!
- 【完】ファヨンオンニ生存説!!
- 「シスターズ」はやっぱり"女たちの物語"だった!
- ドイル×インジュの話がしたい!2人の別れ方!
- 「シスターズ」はハッピーエンド?ポジティブレビュー編
- 「シスターズ」からの教訓とは?お金とは?
- 「シスターズ」最終回の感想!正直レビュー編!
- インギョンは正義感→欲に?インギョン×ジョンホの関係!
- ヒョリン大丈夫?イネ×ヒョリンのスピンオフ求む!
- 「シスターズ」は間違いなく韓国ドラマ史を変える良作!
「シスターズ」の結末は「若草物語」とはほぼ反対に!
「シスターズ」の原作は「若草物語」でした。
最初は私も「若草物語」と同じようにストーリーが展開していくのだろうと予想していましたが…ほぼ反対の結末をたどりましたね!
改めて紹介すると「シスターズ」の登場人物は「若草物語」にも当てはめられます。
- メグの現実感と虚栄心→オ・インジュ(長女)
- ジョーの正義感と共鳴心→オ・インギョン(次女)
- エイミーの芸術感覚と野心→オ・イネ(三女)
- 資産家の孫ローリー→ジョンホ
- マーチおばさん→オ・ヘソク(大おばさん)
確かにキャラクターの持つ特徴を受け継いでいますよね。
そのほかの類似点としては、オ家も三姉妹ではなく「若草物語」と同じ四姉妹だったり、インギョンとジョンホが幼馴染であるのも同じでした。
一方で、気になる違いも1話から見られましたよね!
家族みんな仲の良い「若草物語」のマーチ家とは反対に、オ家の両親は自分勝手で三姉妹もお互いにすれ違っていました。
とくに6話で大おばさんが命を奪われるという、原作とは大きく違うストーリー展開もありました。
そんな「シスターズ」の結末も「若草物語」とは大きく違いました。
というより、整理して見てみるとほぼ反対の結末をたどっているように思えるのです!
- ジョン・ブルックと結婚したメグ=(既に離婚)独りで新しい人生を歩むインジュ
- 小説を出版し学園を設立したジョー=ジョンホと結ばれ留学するインギョン
- 画家の夢を諦めたエイミー=画家としての夢を自由に追い続けるイネ
- 次女ジョーに振られたローリー=次女インギョンと最終的に結ばれたジョンホ
どうでしょうか…?あえてそうしたのかな?と思うほど反対の結末になっています。
あくまでも物語の舞台を現代、そして韓国におきかえてみたときに「若草物語」とは違う結末をたどることにしたのかもしれませんね。
「シスターズ」の終わり方に対しての感想は後半で詳しくお話します!
ジョンホ…疑ってごめん!
まずはこれを言わせてください。
ジョンホ疑ってごめん!!!!
放送後SNSでもジョンホへの謝罪文であふれかえりました笑
私は11話の時点でもジョンホのことを信じられなくて…
考察記事の中でもずっと疑っていたので謝罪しなくてはいけませんね。
みなさんの頭の中も余計に混乱させてしまったと思うので、みなさんにもお詫びを!
やはり"ジョンホ=ローリー"だという認識が強かったので、"何かやらかすだろう"という期待がどこかにあったのだと思います。
「シスターズ」の中でもジョンホは、とくに変化のなかったキャラクターではないでしょうか?
一貫してインギョンへの愛にあふれ、彼女を理解しようとしていました。
今思い返せば誰よりも潔白だったのに…ごめん…ジョンホよ…
インギョン×ジョンホに対しての私の正直な感想も後半にお話します!
【完】ファヨンオンニ生存説!!
ファヨンオンニ…生きてた…!ㅠㅠ
私の考察ではずっと"ファヨンオンニ生存説"を推してきたので、11話のラストで登場した時は"希望を捨てずに信じて良かった!"と思えた瞬間でした。
とくにシンガポールでのファヨンの行動はほぼ考察どおりでスッキリ!
- 白い車に乗ってダンプカーの衝突からインジュを守った
- 救急室でインジュに声をかけスニーカーとヒールを履き替えた
- ファヨンは最初から水色のワンピースだった
- 紙飛行機を理由に警備員を部屋に向かわせてインジュを守った(これは考察外)
紙飛行機の件で警備員を向かわせたのもファヨンだったとは…!あっぱれです!
これまでファヨンはインジュを見守っているだろうと信じていたので、「ラン新聞」を見て状況を知ったということにも驚きました。
つまりシンガポールが舞台となる8話からファヨンが関わるようになったということですよね。
それに、シンガポールで必死だったのはインジュだけではなくファヨンも同じでした。
12話のラストでは命がけでファヨンを救ったインジュでしたが、ファヨンも命がけでインジュを守ろうとしていたことが分かって感動!
そして最後、刑務所で対面する2人には戦いの証ともいえる同じ傷が…
その傷はファヨンとインジュの絆の証であることはもちろん、文字通り"同じ傷を負った2人"がこの傷とともに生きていくという意味が目に見えて分かり…最後まで最高なファヨン×インジュの関係に胸が熱くなりました!
ファヨンの復讐劇に1話から張られた伏線!
ファヨンの復讐劇については11話12話で明かされました。
1話からの伏線回収もしっかりされて、ファヨンに関する謎は思った以上にきれいに収まった気がします!
ファヨンが700億を盗んだのはお金のためではなく"復讐"のためでした。
時系列で整理すると4年前からファヨンが大きく動き出しているのが分かるのですが、同じく4年前に起こった「ポベ貯蓄銀行の事件」もやはりファヨン母の死と関係がありましたね。
改めて整理すると1話から張られていた伏線がかなり多いです!
謎のままだった"未来の経理"も最後に真価を発揮しましたね。
ずっと「何が未来なんだろう?」と疑問に思っていたので最後の最後にスッキリ!
(ファヨン)未来では誰もがダウンロードする
(インジュ)ランキング1位に?
(ファヨン)なるわ
この言葉のとおり、未来の経理にはウォルリョン家が行った約20年分の横領の証拠である裏金の帳簿が隠されており、実際に経理アプリとしても好評を得ました。ファヨンオンニ強すぎ…
それにファヨンオンニの当初の計画を聞くと、インジュを最初から利用しようとしていたのではなく、結果的にインジュを利用することになってしまったのだと分かりましたね。
ただいい家に 住ませてあげたかった
私の死の真相を探るとは夢にも思わなかった
「先輩はいい人?それとも悪い人?」とインジュの台詞にあったように、私もファヨンを信じていいのか自信がなかった瞬間もありましたが、ファヨンとインジュの間には愛しかなかったと分かってホッとしました。
「シスターズ」はやっぱり"女たちの物語"だった!
12話で印象的だった地下室のシーン!
— Blue (@blue_orange_8) October 19, 2022
正直こんなシーンは見たことない…
インジュ→主人公(ヒーロー)
サンア→悪役(ヴィラン)
ファヨン→人質
この構図で全員女性!
ヒーローを男性のドイル
悪役をパクジェサンにせず
最後まで女性主体の物語に
なっていたことに感動👏 #シスターズ #LittleWomenEp12 pic.twitter.com/go22VoWzfx
過去記事でも指摘したのですが「シスターズ」からは"女性の物語を女性の手で手がける"という姿勢が感じられます。
そんな姿勢が最後までブレなかったところに感動しました!
改めて紹介すると「シスターズ」は監督をはじめ作家、美術監督も全員女性です。
김희원(キム・ヒウォン)監督、정서경(チョン・ソギョン)作家、류성희(リュ・ソンヒ)美術監督の並びは私にとっては最強そのもの。
実際に「シスターズ」の現場もキャストを含めると70%が女性だったそうです。
(記事:https://www.cosmopolitan.co.kr/article/71448https://www.cosmopolitan.co.kr/article/71448 )
そんな「シスターズ」の成功は"女性主人公、女性悪役、シスターフッドをメインにしてもこんなに魅力的なドラマになる!"と証明してくれたような気がします。
とくに12話で印象的だったのは地下室でのシーン!
少なくとも私はあのようなシーンをこれまで見たことがありません!!
人質が女性で男性2人が争い合うという構図はよく目にすると思うのですが、「シスターズ」では見てのとおり3人とも女性でした!
このような構図になっていましたね。
- インジュ→主人公(ヒーロー)
- サンア→悪役(ヴィラン)
- ファヨン→人質
他作品のようにヒーローをドイル、ヴィランをパク・ジェサンにせず、最後まで女性主体の物語になっていたことに感動しました!
少し分析すると、地下室のシーンでは最後にドイルも助けにくるのですが、"救世主"というほどではなくただ手を貸すまでにしたことで、インジュがヒーローのまま終わることができたのだと思います。
またサンアというキャラクターもかなり個性的でした。チャン・サピョン校長の言葉を借りるならば、あんなにも"イカれた女"はこれまで私は見たことがない!
とくに12話で青い蘭の原液を抽出する姿や、塩酸の水に落ちて沈んでいく姿はまるでおとぎ話の"魔女"のようでした。
これで1つの前例ができたという意味では、今後の韓国ドラマ史を変えた良作と言っても過言ではないと私は思います。
「父の木」は家父長制の象徴?
#シスターズ では父母に恨みや懐疑心を抱く人物が多い
— Blue (@blue_orange_8) October 5, 2022
サンア、ジェサン、オ三姉妹、ヒョリン、ドイル、ファヨンまで…ほぼ全員!おそらくジョンホも
作中で描かれるお金・政治・土地・信仰・貧富の差そして"家父長制"
インギョンの"そんな父親は必要ありません"が爽快だった#LittleWomenEp9 pic.twitter.com/3YsbiIC7mw
これは「シスターズ」を通して私が感じていたことなのですが、「シスターズ」の物語って日本の現代社会にもかなり通ずる部分があると思うのです!
「これって私たちの話じゃ…?」と思ってしまう瞬間がいくつもありました。
実際に韓国では「パク・ジェサンって◯◯◯がモデルなんじゃない?」と多くの推測があがるほど、あの横暴が当てはまるような政治家がいるみたいです…。
「シスターズ」は"お金の話"であることはもちろん、政治・土地・信仰・貧富の差など、身近な社会問題についてもしっかり描かれています。
とくに私が印象的だったのは家父長制を象徴したようなウォン・ギソン将軍と"父の木"の存在。
それが12話のラストで女性の手によって全て枯らされること。
この一連の流れにすごく大きなメッセージが込められているなと思いました。
また原作「若草物語」と同様にオ家の三姉妹が"父親不在の状態"で始まるところもポイント。
父に依存していない三姉妹が、何世代にもわたって父という存在に依存し続ける情蘭会やウォルリョン家と戦うのです。
イネとヒョリンが家を脱出し、さまざまな呪縛から解放されたことも印象的ですが、とくに9話でのインギョンの台詞には衝撃を受けました。
そんな父親は必要ありません
爽快すぎるストレートなひと言!!
韓国と同じく日本も家父長制が根強く残っている国なだけに、「シスターズ」製作陣のメッセージには自然と共感を覚えました。
コ・スイムにも注目したい!
コ室長もかなり印象的だった!
— Blue (@blue_orange_8) October 19, 2022
男性キャラクター並の"暴力性"や
"残酷さ"があるなかなか見られない
タイプの人物
インジュとのシーンは痛々しくも
かなり見応えがあって…
このようなキャクターは"男性のもの"
という無意識の思い込みに気づかれた
もっとこういうの見たい!#シスターズ #LittleWomen pic.twitter.com/ckyQE6yHJQ
もう1人印象的な女性キャラクターをあげるならばコ・スイム!コ室長!
男性キャラクター並の"暴力性"や"残酷さ"を見事に演じて見せてくれました。
ドラマでよく描かれる女性同士の痛めつけ方といえば、ビンタをしたり髪を引っ張たり、水をかけたり…程度ではないでしょうか?
ですがコ・スイムは次元が違います!
本気で暴力を振るうだけでなく、それを楽しむという超イカれ具合!
このようなキャクターは"男性のもの"という、私の中にあった無意識の思い込みに気づかされました。
実際にコ・スイムとインジュのシーンはかなり痛々しかったですが、とても見応えがありましたよね!
これからもコ・スイムのようなキャラクターが増えてくれると嬉しいです。
番外編として…私たちの代わりにドイルの気持ちを何度も確認してくれたコ・スイムの名言集を紹介します!笑
【10話】
(コ・スイム)オ・インジュといい関係なんじゃないかと
(パク・ジェサン)あいつが女のために金と命を懸けるか?
(コ・スイム)ありえませんね
【番外編】
(パク・ジェサン)私に500ウォン払え
彼女に気がないほうに500ウォン賭けた
→コ・スイムはインジュに気があるほうに500ウォン賭けた
【11話】
(コ・スイム)いい関係の女のために
700億を捨てる男がいます?
【12話】
(コ・スイム)オ・インジュを愛してるのね
(ドイル)何?
(コ・スイム)だから来たんでしょ
(ドイル)そう思うなら邪魔しちゃダメだろ
改めてこう見てみるとなかなか鋭い!後半になるほどコ室長のことを憎めなくなったのは私だけでないはず!
ドイル×インジュの関係を最前線で見守ってくれたコ・スイム!…なんかありがとう!笑
ドイル×インジュの話がしたい!2人の別れ方!
ドイル×インジュにラブラインはなし
— Blue (@blue_orange_8) October 19, 2022
という製作陣の決定は尊重!
「また会おう」という言葉が
ドイルから言える精一杯だったはず
1つ提案をするなら
ヴィンチェンツォのように
"数年後の再会シーン"があれば
嬉しかったかな…
ただ再会して微笑んでくれるだけで
もっと救われた気がする!#シスターズ pic.twitter.com/XBq8saAiW7
ウォルリョン家の敗因の1つは、ドイルの抱くインジュへの想いに彼らが最後まで気づけなかったこともあるのではないでしょうか?笑
ドイルって本当に魅力的なキャラクターだったと思うんです。
ミステリアスで周りからも警戒されっぱなしなのに、"資金洗浄"と"コ室長の部下を怪我させたこと"以外はそれほど道徳から外れたことをしていません。
そのうえ武器を持つことなく素手で戦って、ピンチの時には駆けつける…
今1話から見返したらどれほど"良い人"に見えることでしょうか。
ドイル×インジュの別れを台詞から分析!
ところで、みなさんはドイルとインジュの別れ方をどう思いましたか?
私はもう少しあっても良かった気がしますが…納得しています!
反面、もっと大きな進展を期待していた方には物足りなかったかもしれませんね。
"ドイル×インジュにラブラインはなし"という製作陣の決定はもちろん尊重します!
しかし視聴者の思い入れも強かっただけに、個人的な提案をするなら、同監督の「ヴィンチェンツォ」のように"数年後の再会シーン"なんてあれば嬉しかったかもしれません。
ただ再会して微笑んでくれるだけでもっと救われたかも!
そんなドイル×インジュの別れを12話の台詞とともに振り返ってみます!
(ドイル)本当に残るの? 行きたがってたのに
(インジュ)700億はないのでギリシャに行けません
携帯も持たずメールもしないんですか?
(ドイル)当分はね
楽に稼げる話が来たら前の生活に戻りそうだから
行きます
(インジュ)お元気で
(ドイル)また会おう
"また会おう"!!!!ㅠㅠ
私の考えではドイルから言える言葉は「また会おう」が精一杯だったのだろうと思います。
8話のドイルの言葉を思い出してみてください。
精算が済んだら会わない方がいい
君の安全のためだ
完全に距離を置こうとしていたドイルが、ウォルリョン家からも解放された今「また会おう」という言葉に変わった。
これだけでも大きな進展のような気がします!
またインジュがこれまで作戦内容を教えてもらえなかったように、今回もドイルの本心に気づかないまま「また会おう」の言葉のあとも「…?」ってなっちゃうのが、これぞ"ドイル×インジュの関係"って感じがしませんか…?
インジュは1話の時点で"13階のハブ"であることをドイルに知られており、自分はドイルにとっての"歩く700億=お金"だと思っています。
鋭いドイルはインジュがそう思っていることすら分かっている感じがするんです。
実際、別れの時点でも700億はドイルが守っていたことになりますが「一緒にギリシャに行こう」も「ギリシャに会いに来て」もドイルの性格上言えなかったはず。
それにインジュが「私がギリシャに会いにいく」と言えるほどの確信もなかったと思うのです。
もし2人の再会があると妄想するなら…私は特別感のない普通の再会が見たいです!
例えば、ドイルがいつかフラッと韓国を訪れてはいつものよう車でインジュの元にサプライズで現れて、窓から「インジュさん!(인주씨!)」と呼び助手席に座らせ、あのバーかレストランで語り合うみたいな…
どんな約束も守ってきたドイルですから、再会シーンは見られなくても2人の再会を期待してもいいはずです!
いつから愛へと変わった?700億を捨てた男ドイル!インジュの魅力!
「この世でお金ほど神聖なものはない」と言っていた金の亡者が、インジュのために700億を捨てた。
これを愛以外に何と表すのでしょうか!!
12話ではドイルのこんな名言もありました。
(インジュ)なぜそこまでしてくれるんですか?
もう700億はないのに
(ドイル)習慣みたいなものです
習慣みたいなものです!!!名言っ!!
ドイルにはいつからかインジュに対しての見返りを求めない無償の愛が存在していました。
"無償の愛"ってドイルが抱く愛にぴったりな言葉な気がします!
では一体、いつからドイルは"700億よりもインジュ"になったのでしょうか?
何度か見返してみたのですが…やはり7話で2人がともに復讐を決意した後からではないかな?と私は思っています。(シンガポールあたり)
シンガポールに到着した8話でも"ドイルを信じるなと"と周りが惑わせますが、9話の消化器での突入シーンなんかは決定的ですよね!
(インタビュー記事の中で俳優のウィ・ハジュン自身も好きなシーンだと答えていました!: https://news.kstyle.com/m/article.ksn?articleNo=2203222 )
8話のシンガポール回では完全にシロだったドイル。
そう思うとこの時の名言も聞こえ方が変わる気がします。
疑うのはいいことです
本音を言うと僕だけ信じてほしいけど
誰も信じないで 銃と現金以外は
それよりも前を見てみると、5話の「썸(サム)?」の時にはすでにインジュのことを「おもしろい人だな〜」くらいには気になっていたはず。
何よりもインジュって周りの人を魅了してしまう才能がある気がするんです!
実際にファヨンも大おばさんも、ウォン・サンウやウォン・サンアだって、最終的には彼女を気に入っていました。
700億をあげたり、帳簿をあげたり、家をあげたり、蘭をあげたり…?
男からモテると自分で言っていましたが、その理由もなんだか分かる気がしますよね!
ドイルもそんなインジュの魅力に魅了されてしまった1人であることは、間違いないはずです!
「シスターズ」はハッピーエンド?ポジティブレビュー編
「シスターズ」の結末について!みなさんはどう思いましたか?満足でしたでしょうか?
今回は私の肯定的なレビューと、モヤッとした部分に触れた正直レビューの2つに分けて書きたいと思います!(この2つは矛盾しています)
ぜひみなさんの選択で読んでみてください…!
まずポジティブなレビューから!
「シスターズ」の結末はどう落ち着くのかとずっと気になっていたのですが、一言でいえば"ハッピーエンド"だったのではないでしょうか?
ハッピーエンドだからといって、主人公がお金持ちの男性と結婚したわけでも、窓の立て付けの良い家で三姉妹で暮らすわけでもありません。
"それぞれの道を歩む"ことでハッピーエンドになっているような気がするんです。
人物別にまとめてみるとこんな感じでしょうか?
とくに三姉妹に関しては"誰かのためでなく自分の人生を生きる選択"をしたなと感じました。
12話ラストのイネの語りにもこんなメッセージがありましたね。
家を買って
私たちの家じゃなく 姉さんだけの家を
いつか自分のためだけに 食べて寝て働けますように
いつも私はそう願ってた
ずっと愛をもらってばかりだったイネからの言葉には、"もう私は自立して自分の道を歩けるから、インジュオンニも私の心配をせずに自分の人生を歩んでね"という気持ちが込められているような気がしました。
これでやっとインジュは"三姉妹の長女"としての役割からも少し解放され、これからは1人の人間オ・インジュとして自分の幸せをつかむために歩き出せるはずです。
改めて企画意図を振り返るとこのような言葉があります。
ストーリーが展開される中、
姉妹は一瞬も止まらずに前進し成長する。
この物語が終わりをむかえる時、
私たちはとても高いところで
大きく成長した姉妹に出会う。
なのでこの話は小さくも大きく、低くも高い話だ。
このとおり三姉妹は1話とは見違えるほど強くたくましく成長しました!
この一連の事件がなければ、三姉妹は未だに貧乏は暮らしを続けていたはず。
三姉妹はみんな何かを犠牲にしながらも変化し、戦い、最終的には貧しさから諦めかけていた自分の人生を歩む"自由"も手に入れたのです。
「シスターズ」からの教訓とは?お金とは?
こちらもポジティブレビューの続きです!
「シスターズって結局何を伝えたかったの?」ということを考えていたら、約2週間が過ぎてしまいました…笑
あれこれ考えながら作家のインタビュー記事を見てみると、どうやら作家もあえて答えを言語化していないみたいなんです。(記事: https://n.news.naver.com/entertain/article/609/0000643107?lfrom=twitter )
それでも私なりに何かをつかんでみたくて、「シスターズ」のセリフに注目することにしました!
"希望"の勝利!
「シスターズ」で悪役の立場だったサンアは、これまでの台詞から見ても"貧乏な人間"や"希望を抱く人間"を見下して笑っています。
【8話】貧乏の分際で希望を抱いてる
【12話】あなたは異常なほど希望を抱く쟤는 희망이 병이야
→韓国語字幕を訳すと「あの子は希望という病気ね」
インジュは最後に"希望という病気"だとも言われてしまいましたが、結果としてはファヨンを見事に救い出し、サンアは自分の仕掛けた罠で身を滅ぼしました。
結局サンアはあれほど笑っていた"希望"に負け、希望は悪に勝利したわけです。
多くの有名映画でも"希望を捨てないことの大切さ"が語られていますが、本作も例外ではないようです。
私もインジュの奮闘をとおして希望の持つパワーを再確認しました。
また悪い行いをすれば必ず自分に返ってくるという、道徳の基本も「シスターズ」の物語の中でしっかりと描かれていた気がします。
ちなみにチョン・ソギョン作家は童話「赤い靴」や「青髭」を参考に脚本を執筆をしたそうです。(記事: https://www.cosmopolitan.co.kr/article/71448 )
「シスターズ」にはそんな童話のように、希望だけでなく教訓も織り込まれた物語だったのではないでしょうか?
お金とは?貧困から抜け出すには?
「シスターズ」は"お金の話"でした。
「お金も決まった所に流れる」などお金に関する名言の数々も印象的でしたよね!
ドラマを見ながら、"ある日とつぜん大金を手にしたらどうするか?"という、"もしも"の質問を改めて自分自身に問いかけた方もいるはず。
思い出すと4話ではお金や生き方に関するこんな名言がありました。
私も妙に納得してついついメモしてしまった言葉たちを紹介させてください!
(大おば)裕福になるかどうかは選択よ
いい家に住むと成功する確率が上がる大概のことは家に帰ると乗り切れるから
資本主義は心理ゲームよ裕福な人にしか克服できない感情がある
"喪失感"
何かを失える人が大金を得る
リスクを冒す人が勝つ世界なの
私はね全てを失っても
こんな家さえあれば初めからやり直せる
(インジュ)バカね生き方を変える方法は1つよ
貧乏をやめること
「何かを失える人が大金を得る、リスクを冒す人が勝つ世界」という言葉のとおり、インジュは命をかけ、インギョンは魂を売り、イネは家族に背を向けて戦ってきました。
そうして三姉妹は成長し人生を変えたのです。
このように台詞に注目して見てみると、11話の法廷シーンでのインジュの台詞は「シスターズ」の核となる言葉なのではないかな?と思いました。
そのお金を見た瞬間貧しかった人生が 償われたように思いました
そのお金を数える時
震えるほどの 喜びと欲望を感じました
そのお金のせいで死にかけて
愛する人を失い 失いかけました
そのお金が人生を償ってくれないのも分かります
そして今は700億よりも
自分自身のほうが大切です
"700億よりも自分自身のほうが大切です"
このひと言ではないでしょうか?
家族を幸せにするため、そしてお金のためなら何でもささげる勢いだったインジュ。
そんな彼女がお金の本当の重みを知ったうえで、お金よりも自分自身の大切さに気づくという部分は大きなポイントだったと感じます。
お金はもちろんあったほうがいい。
でも実際にお金に欲を出してみたら文字どおり痛い目に合った。
700億を実際に手に入れるにはそれなりの対価が必要だった。
ファヨンの言葉を借りるなら"お金は悪魔"にもなり得ることを身をもって知ったはずです。
そしてもう1つ!最終回12話でのファヨンの言葉には、私自身ドキッとさせられました。
人は自由意志に基づいて生きているようで
お金に支配されています
人を半分に切れば
巨大な金食い虫が出てくるはず
お金に操られず 人が人らしく生きるには
どうすべきでしょうか
ちなみに"金食い虫"という表現はインジュのセリフにも出てきます。
私の人生って何だったんだろう
ウォン・サンアの脚本どおりに動かされて
先輩の復讐劇に巻き込まれてきた
700億に操られる金食い虫みたいに
これらの名言を読み返した私のまとめはこうです。(ポエマー調にいきます)
人はお金に支配されている。
これはきっと変えられないし逃れられない。
それでも人らしく生きるヒントがあるとすれば、まずは自分の大切さに気づくこと。
そして誰のためでもない自分の道を歩むこと。
お金は間違いなく三姉妹の人生を変えた。
多くの犠牲も払った。
その代わり貧しさから諦めていた自由を手にした。
結局は裕福になると決めた彼女たちの選択だ。
こんなところでいかがでしょうか!
あ!あとこれも!「シスターズ」からの教訓として追加しておきます笑
- 契約書はよく読んでサインしよう
- 英語ができたらなお良し
- 金融の知識がないと利用される可能性もある
- 悪い行いをすれば必ず自分に返ってくる
- 興味本位で見慣れない花の香りを嗅ぐのはやめよう笑
「シスターズ」最終回の感想!正直レビュー編!
「シスターズ」は私のなかで今年のトップ5にはいるドラマであることは間違いないです!
しかし深く考察しながら見てしまったからでしょうか…結末にモヤっとする部分も正直ありました。みなさんはスッキリ終われましたか…?
スピード感は好きでしたが、12話だと駆け足になったり、語りきれない部分もあったのではないかと…!
13話は多くても12.5話分あればもっと嬉しかったし、たとえば最終回は120分でも全然見られた気がします。
みなさんの感動が冷めてはいけないので、この批評パートは飛ばしていただいて構いません!
気になった方や、同じように疑問が残った方はサラッと見てみてください!
ですが、"正直レビュー"といってもネガティブなままにはしていないので安心してください!
私のモヤっとした疑問も、作家のインタビュー記事を読んで「そういうことだったのか!」と納得できたので、インタビューから一部を抜粋しながら疑問の解決に向けてお話ししていきます!
700億を分ける結末への正直な感想!
まずは最終回を見た直後の私の正直な感想から!
私が最初にモヤっとしたのは700億をみんなで分ける最後。みなさんはどう思いましたか?
私も童話の最後としてはとても良いと思ったのです。"魔女は塩酸のプールに落ち、みんなでお金を分けて幸せに暮らしました"というような感じで。
しかしこの700億は元は違法なお金なわけで…インジュのお金になってドイルが守って…最終的にドイルが洗浄したとしても"きれいなお金"と言えるのかな?とモヤっとしました。
先ほどの肯定的なレビューとは矛盾しますが、私の中で"貧しければ違法なお金にでも手を出さないと貧困からは抜け出せない?"なんていうひねくれたアイデアさえも頭をよぎったほどです。
私はインジュが11話で言った「700億よりも自分自身のほうが大切です」という言葉が印象的だったので、余計に"結局お金か…!"と思ってしまったのです。
それなら大おばさんから漢江のマンションをもらったところで良かったんじゃないか?などとも考えました。
そうすれば大おばさんの台詞もより効いてくる気がするんです。
私はね 全てを失ってもこんな家さえあれば
初めからやり直せる
その後のインジュの語りもそうです。
魂はどこで生きるのだろう
私は私の魂が生きる場所が欲しかった
この家に受け入れられたと感じた瞬間
全てが大丈夫だと思えた
多分これから 私は少し変わるだろう
そんな少し不完全燃焼だった私が、観賞後にどうにか結末を理解しようと絞り出した答えはこうです。
"インジュはお金よりも自分の大切さに気づき、その価値観を得た今だからこそお金を手にする"
答えは次の作家のインタビューで!
またもう1つモヤッとしたポイントが!それはイネからお金を分けたこと。
私の中でなぜ全てイネの手柄みたいになっているの?と少し引っかかりました。イネはドイルに対して「分け前は何体何に?」と聞いただけでは?と思ってしまったり…
インジュとインギョンが命がけで戦ったのを見てきたので、つい「ん?」となってしまいました…(これも答えは次のインタビューで!)
1話で姉から愛を受けたイネが12話で2人の姉に愛を返すという流れを作りたかったのかな?などと考えていました。
チョン・ソギョン作家のインタビュー記事で疑問が解消!
そんな私の正直レビューも、チョン・ソギョン作家のインタビューで納得できる部分があったので少し共有させてください!
まずは「700億を分ける結末」について。
作家も一度は"主人公が700億を諦める結末"を考えていたそうですが、ずっとこのお金を追いかけて苦労した主人公のために"作家として必ずお金を渡してあげなきゃ"と思い直したそうです。(記事:https://www.chosun.com/entertainments/enter_general/2022/10/19/WQ57LNDMB7JFAYYKJD7P5T3C2E/ )
インタビュー記事の一部を抜粋して簡単に紹介します。(papago様の力を借りながら翻訳しています。)
結末についての悩みがあった。多くの視聴者の方々は不当だと感じるかもしれない。正しい目的に向かって走ってきたのに、犯罪に巻き込まれた感じというか。tvNは「こんな結末ではいけない。主人公は犯罪に巻き込まれてはいけない。」とも言った。弁護士に合法的に処理すればどうなるかと意見を求めた。ウォルリョン家とラン協会に戻るそうだ。関係者のほとんどが死亡し、司法処理された状況でそれは意味がなかった。大株主がヒョリンだからとそこに戻ることに視聴者たちは納得ができないと思った。 (記事: https://www.spotvnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=557003#_DYAD )
確かに!作家が現実的なラストを選んで、700億がまたウォルリョン家に戻ったら納得ができなかったと思います。
それに比べれば700億を三姉妹が手にしたラストは良かったのかも!
続いて「インジュに300億が分けられた理由」について。
インジュに300億ウォンを残したのは、今はこのお金がどんなお金なのか忘れずに、お金の重さを知っている人として責任感を持ってほしいという気持ちからでした。(記事:https://m.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/1063265.html#ace04ou )
私の推測も近いものがありましたが、これでハッキリとわかってスッキリしました!
インジュが最初20万を手にした時を思い返すと、彼女はそのお金をファヨンからのプレゼントだと思っていたので、アイスクリームやリップグロスを購入するなど、衝動にまかせてお金を使っていました。
しかしお金の重みを文字通り身を持って知った今、インジュはもうあの時のように300億を使うことはないはずです。
最後に!私も疑問だった「なぜイネから700億を分けるのか」についてです。
(700億が)お金が始まったところから一番遠いところ、末っ子のイネのところに行くのはどうだろうかと思った。700億の重み、歴史の持つ意味を全く知らない、最も若い世代の判断で分けて未来を夢見させるようにするのが新鮮になるだろう。(記事:https://www.spotvnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=557003#_DYAD )
これを読んでスッキリしました!
情蘭会に代表されるような歴史や伝統などから最も遠い若い世代の判断で希望をという意味だったのですね…さすが作家様…
それに"年長者がお金を分け与えるのが普通"と思っていた自分の甘い認識に気づかされました。さすが作家様…
また、お金が三姉妹のもとに流れるという結末は、「お金も決まった所に流れる」という名言や、ラストシーンでも印象的だった滝の描写(高いところから低いところに流れる)にも関連づけられる気がしました!
インギョンは正義感→欲に?インギョン×ジョンホの関係!
インギョンの話もしたいです!
私自身ずっとインギョンと「若草物語」のジョーを重ね合わせて見ていた部分があったので、最終回での彼女の選択には驚いてしまいました。
結末が「若草物語」と反対になるとは知らず、彼女はジョーのように学校を建てたり、他人や世のためにお金の使うだろうと思っていたからです。
例えばウォルリョン学園で彷徨った子どもたちのための学校を建てるとか!貧しい家庭のためとか!ポベ貯蓄の被害者のためとか…!
ですがこれも全て私の勝手な理想の押しつけだったと気づきました。
誰だって自分の好きなように生きていいはず。
最終回ではHTNの記者になるよりも、一度諦めたアメリカ留学と恋愛を選んだインギョン。
"インギョン=正義感の塊"というイメージでしたが、チャン・マリの言葉もあながち間違っていない気がします。
仮面の下には人並みの欲がある
これまで自分の目標に向けてまっしぐらだったインギョンが、今回の戦いを経て自分の持つ"欲"を認め素直になることにしたという解釈もできるなと思いました。
そしてインギョン×ジョンホの関係も!
2人の進展は私にはかけ足すぎて、正直少し追いつけませんでした。個人的には親友のままでも良かったな…と思ったり、ドイル×インジュの代わりのラブライン?などとも思っていました。(インギョン×ジョンホファンの方すみません)
しかし、これも作家のインタビューを読んで少しスッキリしました。
若草物語のファンとしてジョーとローリーが結ばれなかったことが残念だった。 初めに決めた目標も、ジョーとローリーをくっつけるということだった。 エイミーとの関係を恐れないように、彼女に会わないようにするというのが主な目標だった。
作家にこだわりがあったと分かって納得できました。
原作で描かれるジョーとローリーの切ないすれ違いが、「シスターズ」では報われたことが嬉しかった方もいるはず!
ヒョリン大丈夫?イネ×ヒョリンのスピンオフ求む!
イネとヒョリンにはずっと
— Blue (@blue_orange_8) October 4, 2022
お嬢さん(아가씨)感を感じてたけど
10話のこのシーンで感動🥺🥺
"私の人生をめちゃくちゃにしにきた
私の救世主"だ…!!#シスターズ #LittleWomenEp10 https://t.co/X1hErMNtUc
私が最後まで心配だったのは、チェ・ドイルの父チェ・ヒジェとヒョリンのこと!2人ともその後の様子がほとんど描かれませんでした。チェ・ヒジェ好きだったのに…
とくにヒョリンは父であるパク・ジェサン、母のウォン・サンア、叔父のウォン・サンウ、祖父のウォン・ギソンと家族全員が亡くなったのです。
これも全てイネと一緒だから大丈夫ということ…?とシンプルに彼女の精神状態が心配でした。
(ヒョリン)父親が怪物ならその子供も怪物に?
(イネ)さあね凡人より怪物のほうがマシじゃ?
(ヒョリン)ずっと思ってた ここにいたら何になるか分からないって
(イネ)何になるとしても まずは自分にならないと
そのための方法は1つしかない
(ヒョリン)この家を出ること
ヒョリンは家から出て解放されたことで、彼女にとってのハッピーエンドにはなったはず。
それにしてもイネとヒョリンの冒険をもう少し見たかったです!2人がともに手を取り合い、慣れない土地で工夫して生きていく姿を!
チョン・ソギョン作家が脚本を手がけた映画「お嬢さん」のスッキと秀子を思い出させる2人の姿が私はとても好きだったのですが、作家も意図的にそうしていたようです。
イネとヒョリンは何の問題もなく元気に過ごしていたようだ。 「お嬢さん」のスッキと秀子が思い浮かぶように飛行機ではなく福岡行きの船に乗らせた
作家の"元気に過ごしていた"という言葉に安心しました。
とくに2人が船に乗るシーンは「お嬢さん」とほぼ同じ構図で撮影されていて…私をふくめ「お嬢さん」ファンのみなさんは最高に高まったはず!
イネとヒョリンの2人を描いたスピンオフがあったら絶対見たいです!!
「シスターズ」は間違いなく韓国ドラマ史を変える良作!
ここまで韓国ドラマ「シスターズ」11話12話の考察と結末への感想をお話ししてきました。
毎回、信頼する監督や作家さん、美術監督、そしてキャストの神業に唸り…感動し…映画級のドラマ作品をリアルタイムで見られて幸せでした!
私はやはり「シスターズ」の監督・作家・美術監督の豪華タッグをまた見てみたいです!
先を読めてしまう作品も多い中で、「お嬢さん」同様にチョン・ソギョン作家のしかける罠にたくさん引っかかったことも嬉しい体験でした。
それに振り返ってみると「シスターズ」の物語からも多くを学びました。
お金についてはもちろん、この現代社会を生き抜く力みたいなものを学んだ気がします!
それに考察や理解のために文学や芸術までを学ぶことになるとは…「マクベス」「モンテ・クリスト伯」「ギリシャ神話」「赤い靴」「青髭」等々…そうやって調べている時間が本当に楽しかったです!
こんな未熟探偵でしたが、ここまで考察記事を読んでいただきありがとうございました!